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平成22年度第2回 旬の選りすぐり産品特集~湘南そだち米(キヌヒカリ)~

特集 旬の選りすぐり

平成22年度第2回 旬の選りすぐり産品特集は、湘南そだち米(キヌヒカリ)です。
今回は、私たちの食卓までお米を届けてくれる販売者、JA湘南の方々にお話を伺いました。

(取材協力:JA湘南、野菜ソムリエコミュニティかながわ)

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湘南そだち米(キヌヒカリ)を「かなさんの畑」で購入できます!

本特集の公開にあわせて、かなさんの畑では「湘南そだち米(キヌヒカリ)」を30箱限定で販売します。

今回の商品は、生産者さんが丁寧に育て、お話を伺ったJA湘南のみなさんが心をこめて私たちの食卓まで届けてくれるものです。ぜひお買い求めください。

販売は終了しました。

ご注文されたお客様へ(支払方法などについて)

 

今回のかなさん

今回お話を伺ったのは、お米の精米や販売をされているJA湘南の方々です。

 

JA湘南の方々JA湘南では、自社内にお米を備蓄できる大きな低温貯蓄倉庫や精米機を整備しており、私たちの食卓に安全・安心なお米を届けてくれています。

また、詳細は記事でご紹介しますが、県内JAでも他に先駆けて、お湯を使った種子の消毒法「温湯消毒(おんとうしょうどく)」を取り入れ、農薬の低減や高齢化する生産者の方々の負担減にも努力されています。

今回は、私たち「野菜ソムリエコミュニティかながわ」が湘南そだち米(キヌヒカリ)を取材しました!

  • 私たちは、日本野菜ソムリエ協会の認定する「野菜ソムリエ」として、神奈川県の野菜や果物を広めていく活動をしております。
  • 神奈川県は、山あり、川あり、海ありと豊かな自然にも恵まれ、おいしい野菜や果物を生産しています!
  • また、都市部に近いということもあります。ぜひみなさんも、神奈川の野菜や果物を愉しみましょう!

野菜ソムリエコミュニティかながわについては、下記ホームページもご覧ください。
http://vfckanagawa.cocolog-nifty.com/

 

野菜ソムリエ 石川アミさん
野菜ソムリエ 石川アミさん

実りの秋…今年も新米の時期がやってきました!

JA湘南 経済センター

新米…心躍るこの響き。みなさんは、もう味わいましたか?ふるさとが米どころとか、親戚や知り合いがお米をつくっている、という方のところには、それぞれの場所からお米が送られて来るのも、今の時期でしょうか?猛暑のおかげで、お米の等級や値段が下がったとか…マスメディアでも、新米の話題が登場する初秋。かなさんの畑、今回はお米。かながわブランドにも認定されている「湘南そだち米(キヌヒカリ)」の販売ということで、野菜とはちょいとジャンルが異なりますが、勇んで行ってまいりました、県内一の米生産量を誇る平塚市(神奈川農林水産年報平成16~17年)。

神奈川県産のお米、食べたことありますか?

コンバイン

ところで、ご存知でしたか?神奈川県でもお米をつくっていること。田んぼの風景を見られる場所に、普段の暮らしがない限り、なかなか知る機会がないでしょうから知らなかった方もいるかもしれませんね。かく言う私も、数年前に神奈川県産のお米を食べる機会に恵まれるまで全く知りませんでしたし、新米の季節が来たことはスーパーの店頭やマスコミの報道で知るのみ。新米はおいしいとは思ったけれど、今ほどの感動や喜びはありませんでした。

倉庫内の米

でも野菜ソムリエになり、どこへ出かけるにも畑や果樹園、里山などの存在が気になり始めると、「こんなところに?」と思う場所で田んぼに出会って、「お米をつくる」という環境が身近になかった私でも、ああ、この町では、今が稲穂が垂れる季節なんだ、お隣の町はまだ少し青いかな?などと、直接田んぼから実感させてもらえるようになりました。
すると、暑いと寒いだけではない、花だけではない四季のうつろいのようなものが、自分の目に映るようになり、それを感じることが楽しくなってきたのです。そして、その感情は、青々とみずみずしかった苗から、今年の厳しい暑さを乗り越えて稔りを迎えた稲穂たちへの愛着のようなものに近づいていきました。

目指せ一等級米!さてその検査結果は…

袋に入った米

そうして迎えた神奈川の新米の季節。JA湘南経済センターに伺った10月13日の時点の状況は、すっかり刈り取りが済んだという平塚産のお米が、ちょうど農産物検査法に基づく検査を受けているところでした。今まさに結果としてはんこが押されようとしているその等級は…一等!猛暑以上の酷暑を乗り越えて得たこの等級に、生産者さんのほほが思わず緩む瞬間をパチリ。お米が育っていくのを見るだけの私でさえ、愛着に近い気持ちが湧いて来るのですから、実際に手をかけてきた生産者さんならその思いはいかばかりか、というもの。その瞬間に居合わせたことで私までうれしくなりました。

生産者の方

ただ、やはり今年は満足いかない結果を受け入れざるを得ない生産者さんもいらっしゃるそうで、管内で生産されたお米を集めて買い取り、「湘南そだち米」として販売するJAの方々の表情も悲喜こもごも。それもそのはず、聞けば検査を担う職員の方のお宅も農家でお米をつくっていらっしゃるし、販売を手がける職員の方々もお米だけは今も作っている兼業農家だというのです。努力や丹誠だけではどうしようもない事情をわかりながら、お米に等級をつけていくのは、簡単なことではないでしょう。

今年の新米を一足先にいただきます!

ご飯

ならば、今年の新米がおいしくないのか、という話になりますので、皆様より一足早く収穫したばかり、そしてなんと贅沢なことに精米したばかりのお米を早速購入し、いそいそと炊いてみました。今回販売する新米は、湘南の地にあったお米として平成5年頃から栽培が盛んになった「キヌヒカリ」の一等米のみを集めたもの。
どうでしょう?この炊き上がり…ご飯炊きはコレまた奥が深いので普通に炊いたものとして見ていただきたいのですが…名前のとおり「キヌ」のようになめらかな光沢がおわかりいただけますか?

袋詰め

そしてお味は…もちっとした粘りと口の中でぱらりとほぐれるあっさり感とのバランスが絶妙で、これまた名前の通り「キヌ」のよう。強い粘り、強い香りではなく、やさしくちょうどよく飽きのこない甘みと香り。また精米したてのこの新鮮な感じがたまりません。あー早く家族にも食べさせたぁい!と、時に嫌になることもある食事の支度さえ、ウキウキと楽しい時間してくれるのに、余りあるおいしさでした。

農薬を使わずに消毒!?

温湯消毒

でもこれは、私が舌だけで感じているのではないかもしれません。なぜなら、管内(平塚市・大磯町・二宮町)の米づくりを支援するために、JA湘南が行っている様々な取り組みについての話も伺ったから。その代表的な例は、種子籾の温湯消毒(おんとうしょうどく)。字の通り、種となる籾を農薬ではなく、60℃のお湯で消毒するというもので、稲作の主要な病気いもち病などに対する効果があるとされ、これにより3つの農薬成分を減らすことが出来るそうです。だからといって、単純に生産者さんの負担が軽減されるかと言えば、発芽のムラを抑え、防除効果を得るには正確な作業が必要となるため、そうとは言えません。まして個人での設備投資には様々なハードルがあるでしょう。

温湯消毒

そこでJA湘南では温湯消毒の設備を3年前に導入。効果があることが確認されたため、早くも来年からはJA湘南が販売するすべてのお米で実施されます。これは消費者の「安全・安心」の求めに応じた、農薬を減らす取り組みですが、高齢化する生産者の米づくりを後押しする重要な役割も担っています。

地元のお米が食べられるありがたみを噛みしめて…

JA湘南の方々

「○○さんの○○栽培のお米」や「△△ブランド米」など、それぞれに個性や価値のあるお米が並ぶ中、湘南そだち米を選ぶ理由として、私は地域の米づくりを応援したいという気持ちを、おいしさと同じくらい強く感じます。日々の暮らしの中に、便利なお店の看板だけでなく、季節の移り変わりを教えてくれる米づくりの風景があることは、大きな幸せであり大事にしたい価値であると思います。その米づくりも国の政策などの大きな影響もあり、米どころさえ作り続けることが難しくなっていることが、周知の事実の中、労働力、資本力などにおいて将来の見通しが厳しい生産者さんを支えながら、次の世代へと譲っていっていただけたらと願わずにはいられないのです。

米袋

それでなくても自然相手に知恵を絞り手をかけて都合を合わせて、また近隣と協力しあってこそ出来るお米。さらに今年のような田植えの頃の冷え込み、夏~秋の暑さに、さぞかし「気を揉まされた」ことでしょう。そんな生産者さんのことを考えると、おこがましくておいしいだのなんだの言いにくいのですが、心待ちにしていた新米ですから、ちょっともったいぶりながら楽しんでいただきたい。
お米の生産者でもなかったら、1年間食べる量全てを地元のもので、という訳には行かないでしょうけれど、いつかは昔ながらのかけ干しなど、最後まで丁寧に手をかけられたお米を味わってみたいと夢を見ながら、私や子どもにとってのふるさとのお米として、湘南そだち米の新米の味を心に刻みたいと思います。
みなさんもいかがでしょうか?

<この特集の執筆は、野菜ソムリエの石川アミさんにお願いしました。>

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