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平成25年度第1回 旬の選りすぐり産品特集~井出トマト農園の食べればわかる!かなさんの畑の限定セット~

特集 旬の選りすぐり

平成25年度第1回 旬の選りすぐり産品特集は、「井出トマト農園の食べればわかる!かなさんの畑の限定セット」です。

 

今回は、神奈川県藤沢市でトマトを生産している生産者さんにお話を伺いました。
(取材協力:井出トマト農園 (井出寿利氏)、野菜ソムリエコミュニティかながわ)

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「井出トマト農園の食べればわかる!かなさんの畑の限定セット」を、かなさんの畑で購入できます!

本特集の公開にあわせて、かなさんの畑では「井出トマト農園の食べればわかる!かなさんの畑の限定セット」を40箱限定で販売します。

今回の商品は、井出トマト農園の生産者さんが丁寧に育てられたものです。ぜひお買い求めください。

販売は終了しました。

ご注文されたお客様へ(支払方法などについて)

 

今回のかなさん

今回の生産者は、この方です。

井出寿利さん

井出 寿利さん
(いで ひさとし)

今回は、私たち「野菜ソムリエコミュニティかながわ」が「井出トマト農園」を取材しました!

  • 私たちは、日本野菜ソムリエ協会の認定する「野菜ソムリエ」として、神奈川県の野菜や果物を広めていく活動をしております。
  • 神奈川県は、山あり、川あり、海ありと豊かな自然にも恵まれ、おいしい野菜や果物を生産しています!
  • また、都市部に近いということもあります。ぜひみなさんも、神奈川の野菜や果物を愉しみましょう!

野菜ソムリエコミュニティかながわについては、下記ホームページもご覧ください。
http://vfckanagawa.cocolog-nifty.com/

 

シニア野菜ソムリエ 石川アミさん
シニア野菜ソムリエ 石川アミさん

「食べればわかる!かなさんの畑限定セット」のおいしさの秘密をご紹介!



旬の産品を紹介するこのコーナー。

夏だからトマト!ということで、すんなりスタートすれば良いのだが、食べ物としてのトマトとのつきあいが、日本で本格的に始まって70年余り、現在流通しているトマトの7~8割がハウスなどの施設で栽培されており、トマトは1年中ある野菜の代表格となっている。

これは、実はトマトの原産地が、南米アンデス山脈の西斜面沿い、ペルー、エクアドル、ボリビアなど標高2500m前後の高原の乾燥地帯と考えられていて、日照量こそ日本では夏が近いけれど、夜温や湿度、降雨量においては全く異なっており、日本の夏の露地環境では、トマトの安定的で経済的な栽培は難しいからである。

 

「旬がわからなくなった」と嘆く人もいるが、トマトは様々な栄養素も含まれており、生のまま簡単に食べられ、かつ華やかな色と可愛らしい形などで食卓に彩りを添えてくれる優等生とも言うべき野菜なので、施設などによる栽培の工夫で1年を通していつでもトマトが食べられるようになったことは、生産者、消費者双方におおいにメリットをもたらしてくれているのだ。

殊に、この頃のトマトのバラエティーの豊かさと言ったら筆舌に尽くし難く、緑、黄色、オレンジ、紫、縞など、その美しさと楽しさは宝石と例えられる程である。神奈川県でも、長年育成研究されていた、生でも加熱してもおいしいトマトが、今年「湘南ポモロン」と言う名称で発表され話題となっている。

今回は、そんなトマトをここ神奈川県でも様々な工夫により1年中栽培し、私たちに提供している井出トマト農園に伺って来た。

井出トマト農園を訪ねて

 

場所は、藤沢市の北西に位置する宮原。西に丹沢を望み、相模の国一宮の時代に開拓された、日当りの良いなだらかな丘の上に広がる場所で、地下水も恵まれていると言う。入口にある小さな直売所では、女性たちが忙しそうに働いている。

ん?女性たち…?ずいぶんたくさんいる…農家と聞いてまず家族経営の形態を思い浮かべていた私は、ちょっと驚いて伺ってみると、井出トマト農園は、現在女性のパート従業員を30名ほど雇用しているという。7棟のハウスは面積3000坪、育苗ハウスや選果場などその他も含めた経営面積は7500坪で、県内では指折りの大規模なトマト専業農園だ。

 

トマトの生理について説明を受けながら、まず拝見させてもらったのは、育苗ハウス。農業には「苗半作」という言葉があり、種まきをして苗を作るまでで、栽培の半分は終わったようなものと伝えられる程、この育苗という作業は重要で、苗を専門につくる生産者もいるほどである。けれども、井出トマト農園では、この苗づくりから設備もしっかりと整えて行っている。

 

性質のより良い根に、性質の良い実のなる茎を接いだ苗。このような苗を初めて見た私は、トマト栽培の最先端を見たような気になり早々に興奮。それだけではなく、環境データをきちんと記録しながら行われている栽培管理の手法や、科学的な裏付けをおろそかにしない現代的な農業経営のスタイルに感激する私をよそに、井出さんは「経営の日々の積み重ねの一つに過ぎない」と涼しい顔で先へ進む。

ついにトマトハウスへ

 

続いて、今販売しているトマトの次に収穫が始まる段階のハウスに着いた。「これはちょっと秘密にしておいて!」と思わずおっしゃるような、新品種なども含めて様々な種類が栽培されていたので、品種選びについて聞いてみると、「種苗メーカーの話や試食だけでは、自分のところの環境や栽培の手法で必ずしも良いものになるとはわからないので、常に数種類を生産と並行して試作しながら選んでいる」とのこと。

井出さんからは生産者にこちらが抱いてしまいがちな、「トマト栽培の職人」というイメージより、経営者としての視点が多く感じられる。そのことについて聞くと、実は就農前は不動産会社で営業マンをしていたとのこと。

はじめは独自の方法で営業をしていたがまったく成果を出せず、次に自分を捨てて上司の助言通り「お客様の身になって」ということを実践したら、成績トップにまで躍り出た、という経験が、今の農業経営を支えていると言うのだ。

お客様の身になって…その言葉通り、この後拝見した井出さんの手がけるトマトの加工品もこれまでのイメージを覆すものだった。とかく、トマトの加工品と言えば栽培のロスを商品化・現金化して困難な農業経営の助けとすると思われがち、語られがちだったと思うのは、私だけだろうか。それはそれで「もったいない」という言葉を持つ私たち日本人にとっては、素晴らしいことであると思えるが、井出さんの考えは少し違っている。

そもそも大きなロスが出ないよう栽培しているので、加工品にも良いトマトを使っているのだという。見せて頂いたのがこのカゴ…。


実際に食味をする井出さん

だから、加工も人の力は借りるけれど、人任せにはしないこだわりようだ。何しろ、トマトケチャップやジュースの仕込みのため、自ら材料を運び、毎回味の最終決定をしているというのだ。

しかも、1回や2回のトマトがたくさん出来た時期だけではなく、お客様が欲しいと言う時になるべく切れることがないよう在庫と製品を見極め、年15回、14tのトマトを加工しているというのだ。またこの加工所選びもすごい。

加工品は、生果と違い在庫出来るのだから、売上が伸びたら一度により多く加工出来るように考えると思いきや、きちんと自分自身で味の管理が出来る分だけを加工すると決めている。だから、自分の理想の規模や設備を整えた工場をみずから探し出したのだ。

 

生産者が作るからこその、合理的に大量生産される品とも、家庭での手作りとも違う、贅沢な材料と品質、合理的で安定的、簡単に使える井出トマト農園の加工品に、つぎつぎ驚かされっぱなしの試食であった。

このトマトのおいしさをみなさんに届けたい!

単に大好きな野菜、果物の生産者だから、と言う理由だけでなく、地域の企業としても、このまま末永く私たちの生活に素晴らしい商品を提供して欲しいと願うまでに、すっかり魅了されてしまった。

と言うわけで、周年栽培を行っている井出トマト農園なので生果をも味わっていただきたいのはやまやまだが、今回は加工品でありながら「トマト」を存分に味わえ、品、更にその中でも季節限定品が3つも入る「かなさんの畑」特別セットをご紹介する。安価であったり、有名メーカーであったり、魅力的なトマトの加工品は数々あるが、そんな商品も知るみなさんの中で、井出トマト農園の加工品が上位ランキングに位置するかどうか、ぜひ食べてみて欲しい。そして出来れば、感想を聞かせてほしい。

<この特集の執筆は、シニア野菜ソムリエの石川アミさんにお願いしました>

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