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第7回 株式会社大喜コーポレーション 仲里 一郎さん

横浜発野菜マルシェ、対面販売による地域コミュニティづくり
   ~~驛(うまや)テラスの挑戦~~

私は数年前までは、建設会社の新規事業であるアグリビジネスに携わっていました。そこで野菜を作って販売する仕事の難しさをいやというほど経験し、逆に地元食材の拡販事業に興味をいだくようになりました。

「モノのはじめ」の横浜は、西洋野菜が国内で最初に栽培された土地であるばかりか、多くの食の原点が横浜にあり、現在も近郊農業が盛んです。それだけに横浜に縁がある食材(食品)はその背景に歴史、文化の物語が盛りだくさん、地元食材の販売もそのことを伝えることでより奥深いものになるのではないか…横浜ブランドとして確立できるのではないか…。そんな思いを抱くに至ったのです。

平本生牛
街中直売所「驛(うまや)テラス」

かくして、2009年2月、「安心、安全で本物の食材を最適なマーケットに展開する」を創業理念に新会社“大喜コーポレーション”を設立、「仕事を通じて、大きく喜びをひろげたい」との願いを社名に込めたのです。とはいうものの、永年お世話になった会社を自己都合で、しかも56歳での退職と独立、思い起こせば実に恐ろしい決断でした。

退職と同時に食関連の企業から食材拡販のお仕事をいただき、一生懸命営業活動する毎日でした。やがて横浜市中区の横浜ビールのレストラン「驛の食卓」にご縁を得、食材納品や商談でお店に出入りするようになりました。

一昨年の暮れのある日のこと。「地元横浜のビールを地元の食材と共に地元の方々へ」と食と地域にこだわりを持つ横浜ビール太田社長より、「レストラン前のテラスで地野菜の街中直販所(マルシェ)を開き、一緒に『食』を通じた地域コミュニティづくりに一役買いませんか」と勧められたのです。
「面白そうな仕事で、しかも地域にも貢献できそうな仕事だ。まずは行動してみよう」と太田社長の提案を快くお請けし、2010年1月26日(火曜日)「驛(うまや)テラス」と名付けた街中野菜直販所が誕生しました。以来、私たち夫婦とこの試みを賛同してくれた仲間で横浜の野菜や横浜生まれの食品を販売することになりました。

会場
仲里店長夫妻

人通りの少ない界隈での素人の商売はお店の運営や産地開発もままならず、苦労の連続でしたが多くの皆様の暖かい応援で、今ではちょっとした地域の人気スポットに育ってきました。(継続は力なり)とはこういうことかと学んだ次第。「決めた以上、台風だろうがお盆休みでも頑張って、1日たりとも休業をしないぞ」との固い決意でのスタートでしたが、毎週火曜日の開店日のいつものお客さまと笑顔での会話や新しい出会いに幸せを感じ、やがて喜び(苦労)がたのしみになり、ついつい、がんばって皆勤記録を更新しているのが本音かもしれません。地元・横浜の生産者さんがつくるナス、トマト、ズッキーニなど、季節のとれたて野菜や、LED菜園産近未来野菜「横浜・馬車道ハイカラ野菜」が今週もテラスに並びます。

食材の対面販売は店頭での人と人とのふれあいから筋書きのないドラマが生まれ、さらに社会で大きく育っていくことの経験もしました。そんな意味では「驛テラス」は街中の小劇場でもあるのです。

まだまだ成長途上の「驛テラス」ですが、地元の野菜など食の対面販売を通じて地産地消の食生活ができる魅力、喜びを地域の皆様に広げ、明るく活力のある街づくりにお役にたてるようこれからもがんばってまいります。
販売している野菜はレストラン「驛の食卓」のランチにも出ますので、お昼時にでもぜひ一度お店においでください。お待ちしています。

 

仲里一郎さん仲里 一郎(ナカザト イチロウ)

株式会社大喜コーポレーション 代表取締役。
建設会社から一転、食の販路開拓を目指して独立。食品卸のほか、週一回横浜市中区で街中直販所「驛(うまや)テラス」を運営。また、LED野菜と栽培装置の販売会社(株)アグリ王の取締役として同装置の全国普及で活躍。
◆驛(うまや)テラス
 横浜市中区住吉町6-68-1 横浜ビール「驛の食卓」1Fテラス
 (火曜日11時~17時(売り切れまで))
◆うまやテラスブログ:
http://blog.goo.ne.jp/terasudaiki
◆株式会社 アグリ王HP:
http://www.agri-oh.co.jp

 

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