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地産地消のススメ

かなさんの仲間通信~地産地消の輪

第13回 (有)諸泉花園 諸泉 邦宏さん

こんにちは。今回執筆させて頂く事になりました。

作業をする諸泉邦宏さん

私は神奈川県平塚市で花壇苗や野菜苗、鉢物生産をしている(有)諸泉花園の2代目、諸泉邦宏と申します。よろしくお願いします。
今回は花をテーマに花の魅力や花農家の想い、私が唱える花の3K(綺麗、可愛い、感動)のお話しをしたいと思います。

私は学生の頃、夢や目標もなく漠然とした気持ちのまま過ごしていました。もちろん、花に対して情熱や愛情も薄くて、今思えば花に失礼で申し訳ないと。卒業後、花市場で研修生として雇って頂きました。花市場、初めての職場、花市場での日々はとにかく必死でした。何も知らない生まれた赤子のような私は、失敗しないように日々の業務をこなす毎日で、花市場の仕事を楽しむ余裕等全くなく、あっという間に花市場での研修が終わりました。ただ、何も分からなかった私も、花業界の厳しさは肌で感じる事が出来た研修でした。

鉢に入った沢山の花

研修が終わり、実家の(有)諸泉花園に就農しました。ただ、父親に言われるがまま作業をこなす日々、事あるごとに父親と衝突していた私は、一度父親と距離を置く事を決意しました。そして偶然にも近くの園芸店さんで働く機会を頂けました。その園芸店さんで、花を通じて消費者の皆様と触れ合える喜びを感じると共に、「自分が育てた花を伝えたい」と言う思いが強くなり、自分なりの花農家になろうと再度就農しました。

綺麗な赤い花

それからは、花屋さんや市場と積極的に情報交換をして、より魅力的な花を作りたいと言う気持ちが増し、父親とは全く違う花を導入したり、自分なりの花の3K『綺麗』『可愛い』『感動』を伝えたいと言う思いをモチベーションに変えて、毎日、花と向き合っています。神奈川県では生産者さえも知らないような珍しい植物を私の代で導入しました。1人でも多くの人に花に興味を持ってほしいと思い、私はその珍しい植物に【大人の花育(はないく)】と言う位置付けで接しています。

植物の可能性は無限大です!全く花に興味がなかった私が、ふとした縁で花の魅力と出会い花生産者になったように、花の事にあまり詳しくない人達が花に興味を持つキッカケは、たくさんあるはずです。私はそんなキッカケ作りのお手伝いを生き甲斐に、大変厳しい業界ではありますが生きていこうと決意しました。

執筆者プロフィール

諸泉邦宏さんの写真

諸泉 邦宏(モロイズミ クニヒロ)

(有)諸泉花園2代目。現在29歳。

花の3K『綺麗』『可愛い』『感動』を伝える事が生きがい。

神奈川県立農業アカデミー鉢物コース卒業後、南関東花卉(かき)園芸卸売り市場でお世話になり、花卉流通を体感し学ぶ。その後園芸店勤務を経て就農して今に至る。趣味はドライブやファッション、音楽鑑賞。

好きな花はゼラニウム、日々草、時計草他多すぎて書ききれない(笑)

人が人を繋ぐ、たくさんの素晴らしい出会いのおかげで今の自分がある。

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