河東成江さんのお勧めレシピ
☆ほっこりあったか☆自然薯のあんかけ湯豆腐
材料
- 豆腐
- 自然薯
- 釜揚げしらす
- 昆布だし
- 煎りごま
- 水溶き片栗粉
- 青さ粉
- お好みの出汁
※分量は全てお好みで
作り方
- 鍋に豆腐が被るくらいの水をはっておき5cmくらいに切った昆布を入れて、15分以上置く(※顆粒の昆布出汁でもOK)。自然薯は荒くすりおろしておく。
- 鍋を沸騰させ、好みの大きさに切った豆腐を入れ、軽く温める(※写真はお豆腐屋さんの大きな柔らかめの木綿豆腐を1/3カット)。
- 豆腐を取り出して器に盛り、昆布も取り出したら、好みの濃縮だしを入れ味を整えたら、自然薯を流し込み、青さ粉をいれてよく混ぜてから水溶き片栗粉でとろみをつける(写真は白だし。別の鍋にキチンと出汁を作ってもOK)。
- 器の豆腐にたっぷり釜揚げしらすを盛り、その上から熱々のあんをかけて、煎りごまを飾って完成!
※スプーンですくってあんごと食べる。
視察先の感想
正直なところ、バスで到着した圃場がとてもコンパクトで驚いた。我が家の庭にも自然薯があるらしく、沢山出てきて他の庭木に巻きついて苦労をしているので、もっと背が高く鬱蒼とした様子を想像していた。だが話を聞いてみると、近年の台風や強風被害対策のためと分かって合点がいった。その他、今まで筒で植えていると思っていた自然薯を、波トタンを使って2本ずつ植えていることにも、生産者さまの作業効率を考えたアイデアを感じた。
今回の自然薯生産については、意外なことが多く(畑で栽培されるようになってからの歴史は短い=未だ農家ごとの試行錯誤、ムカゴから作ると突然変異があり品質が安定しない、なぜか赤土が好き、等)、とても興味深い視察となった。
ただ、お話の中で気になったのは、自然薯を使ったこととのない料理人が案外存在するということ。また飲食店が使いたがらないという現状。意外だった。値段が高いというのならまだしも、自然薯そのものに抵抗があるというのは驚きだった。実際に自分で使ってみて、今まで食べた自然薯よりもあっさりしていて、それでいて甘味があり、使いやすい薯だと思った。案外大和芋よりおろしやすく冷蔵庫での保管もしやすいと思うので、一般家庭でぜひ使ってもらいたいと思った。