地産地消のススメ
地産地消のススメ
「地産地消」とは、地域で生産された食材(農林水産物)をその地域で消費することをいいます。地産地消は、県民の皆さんに新鮮で、生産者の顔が見える食材をお届けするだけでなく、生産者との交流を通して農林水産業に対する理解を深めていただくことにもつながる取り組みです。
「地産地消」ってどんな良さがあるの?
1. 新鮮な食材が手に入る!
- 皆さんの住む地域から、生産地が近く、その生産地で作られる食材をすぐに購入できれば、「とれたて」で「新鮮」な食材が手に入ります。
- 新鮮さは、何よりもおいしさの秘訣で、ブロッコリーやとうもろこしなどは、とってすぐなら生で食べられることもあるそうです。
- 新鮮さを求めるなら、直接農家さんが販売している直売所をのぞいてみては?
直売所リストはコチラ!!
2. 環境にも優しい!?
- 地域の食材をその地域で食べるということは、食材の輸送距離を減らすことにもつながり、輸送に伴うCO2の排出が少なくなるなど、環境への負荷も小さくなります。
- 「フード・マイレージ」という言葉をご存知ですか?「フード・マイレージ」とは、英国の消費者運動家ティム・ラング氏が1994年から提唱している概念("Food Miles")で、生産地から食卓までの距離が短い食料を食べたほうが輸送に伴う環境への負荷が少ないであろう、という仮説を前提として考え出されたものです。
- 具体的には、食材の重量と輸送距離を乗じたもの(「食材の重量」×「輸送距離」)で、この値が小さければ小さいほど環境への負荷が小さいという考え方です。地産地消は、「フード・マイレージ」を小さくすることにもつながる取り組みです。
3. 顔が見えて安心!納得!
- 皆さんは、農家さんから直接話を聞いたことはありますか?農家さんは、実際に食材を作っているため、作り手にしかわからない「こだわり」や「食べ方」、「おいしさ」、「苦労」などを丁寧に話してくれます。このような話は、農家さんからしか聞けません。
- 一度、農業体験に参加したり、直売所に買いに行ってみてください。きっと、農林水産業への理解が深まり、農家さんとの信頼関係も強まるでしょう。
- また最近では、農家さんの名前の入った食材や顔写真とコメントが掲載されている食材なども販売されており、生産者の顔の見える関係も進んでいます。
4. 旬がわかる!?~夏野菜、冬野菜と聞いて、どんな野菜をイメージしますか~
- 現在は、季節を問わず様々な食材が手に入ります。トマト、じゃがいも、きゅうり、なす、ねぎなど、スーパーに行けば、いつでも購入することができますよね。でも、いつも見ている食材にもちゃんと旬のおいしい時期があるんです。
- 例えば、トマトなら夏、ねぎ(長ねぎ)なら冬…といったように。
- 地産地消を意識して購入したり、農家さんとの交流が深まれば、このようなことへの理解も深まっていきます。
5. 地域も活き活き!
- 直売所で買っていただける方が多くなり、消費者の皆さんの御要望で、地場産物の生産・販売が増えれば、その地域の農林水産業も元気になり、その地域の活性化にもつながってきます。
- 近年、人口減少や少子高齢化などが問題となっていますが、地産地消は、地域活性化のひとつのきっかけにもなるのではないでしょうか。