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地産地消のススメ

かなさんの仲間通信~地産地消の輪

第30回 藤沢洋蘭 湯澤 雄一さん

綺麗に咲いた胡蝶蘭

私は藤沢洋蘭の湯澤雄一です。藤沢市内でカトレア、胡蝶蘭を中心とした洋蘭の生産販売をしています。

洋蘭は父の代から始めて、父はカトレアの切り花を中心に約20年間生産しています。私は2代目になるのですが、カトレアだけでなく、生産直売に適している胡蝶蘭の生産をしたいと思い、県内の胡蝶蘭生産者に研修に行きました。

 

ピンクのカトレア

そこでは胡蝶蘭の生産だけでなく、農業への取り組み方、考え方などを教わりました。そして戻ってからは本格的に胡蝶蘭生産に取りかかり、今年で8年目になります。
最初は研修先との環境の違いに戸惑いましたが、今では当園での胡蝶蘭の生産に適した方法で栽培を行っています。

私は胡蝶蘭の持つ華やかさだけでなく、花保ちに注目し、1日でも長く花が保つような管理をしています。お客さんから聞かれる『お宅のお花、よくもった。』という声が一番の励みになっています。

 

作成されたフラワーアレンジメント

また、藤沢洋蘭ではフラワーアレンジメントの販売もしています。洋蘭を気軽に飾っていただこうというところから発案したもので、当店オリジナルです。
これらの商品は直売だけでなく、JAさがみ農産物直売所わいわい市(藤沢、寒川店)でも購入可能なのでそちらでもぜひ。

 

胡蝶蘭は育てるのが難しいと言われますが、胡蝶蘭を長く楽しむためにおさえてもらいたいポイントが2つあります。
1つは、胡蝶蘭は根に水をためるので、水やりは目安で夏季では10日に1回、冬季だと1か月に1回程度で十分です。水が多いと根腐れをしてしまいます。2つ目は、なるべく暖かいところに置くことです。特に冬季は玄関など人の出入りが多いところではなく、人が普段いるような暖かいところへ置いてあげてください。
この2つのポイントをおさえれば胡蝶蘭をうまく育てることができると思います。

最後になりますが、私には息子がいるのですが、その息子に農業の面白さが伝わるような仕事をこれからもしていきたいと思っています。

白の胡蝶蘭 ピンクの胡蝶蘭

執筆者プロフィール

湯澤雄一さんの写真

湯澤 雄一(ゆざわ ゆういち)

東京農業大学農学部農学科卒業

卒業後、市内の落合洋蘭園に研修後、就農

カトレア1500坪、胡蝶蘭300坪栽培

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