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地産地消のススメ

かなさんの仲間通信~地産地消の輪

第35回 農業兼6次産業商品企画 守屋 佑一さん

沢山実をつけたミカン

こんにちは。神奈川県小田原市で兼業農家を営んでいる守屋佑一と申します!
農家としては、ミカンと直売所用の野菜、少しのお茶を栽培しています。
私には、夢があります。
それは神奈川県西部の素晴らしい農産物を世に広め、この地域と農産物を全国区にすることです。
私は昔から旅が好きで47都道府県すべてを周り、農産物を主として盛り上がっている地域をたくさん見てきました。小田原を含む、足柄・西湘エリアはそれだけのポテンシャルを秘めています。
そのために、私は前述の通り、兼業農家としての自身の農産物の栽培の他に、もう一つの仕事を農業の振興にもつなげています。
私の家は農業をしながら、古くから続く牛乳をはじめとした飲料の卸売業を営んでいます。
今までは通常の牛乳や飲料を扱うのみでしたが、昨年から6次産業として、もっとこの仕事を農産物と絡めていこうと思いました。

レモンサイダー

その第一弾が、吉田島レモンサイダー。
これは、わたしの母校である神奈川県立吉田島総合高校(旧吉田島農林高校)の果樹の授業を選択する生徒たちが栽培したレモンを買取り、加工し、サイダーにして販売しました。
吉田島は地域にOBやファンが多く、とても愛されているので予想外に好調。今年もまた作成する予定です。今月には吉田島の生徒たちが栽培した梨のサイダーも販売を開始しました!
また、レモンや梨だけでなく、今年は様々な農産物の加工品やそれに加え、自身の栽培した農産物も加工品にしていく予定です。まだ発表できないのですが、皆さんがあっと驚くようなものも企画しているので楽しみにしていてください!
加工品にすることでその農産物の新たな一面を引き出し、広げていく。
そして、口にした人が今度は本物の果実を食べたいと感じたり、その作物が作られている場所を見てみたい。そう思うようになってくれれば。
そんな想いで企画をしています。
私が今まで見てきた場所では、農産物を食べるもの以外のアイテムにして、盛り上げているところもありました。今後はそのようなブランディングも考えていきたいです。

私と祖父が栽培している農産物は森永牛乳小田原販売の直売所(小田原市荻窪180)で様々な地域の加工品とともに店頭で販売中です。この3月には初めて挑戦した極早生タマネギが並びます。お近くにお越しの際は、ぜひ!
そして小田原や足柄・西湘エリアの農産物や自然を楽しんでいってください!
また、ぜひ高校生が作ったサイダーも飲んでみてくださいね!

※6次産業化とは…
1次産業者である農林漁業者が、加工等の2次産業、流通・販売といった3次産業と一体化もしくは連携して、自らが生産する農林水産物の付加価値を高める取組みのこと。

執筆者プロフィール

守屋佑一さんの写真

守屋 佑一(もりや ゆういち)

1988年5月19日青森県で生まれる。

学生時代は農業高校で野球に打ち込み、食べることの大切さを常日頃から実感。

大学時から祖父の農業を手伝ったり、日本中を旅し見聞を広めた。

大学卒業後はかながわ西湘農協で営農指導を行い、6次産業などを担当。

2015年からは家業の牛乳屋で6次産業の商品企画や農業を行う。傍ら、地元の新聞で農業のコラムを連載している。

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