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第17回 やまむろ農園 山室 由雄さん

「待ちの農業」から「発信する農業」へ~ステビアとホームページによる差別化戦略~

竹林

私は小田原市に生まれ育ち、18年ほど前に父からみかん畑を引き継ぎました。しかし、本業の製材業を営みながら、手のかかるみかん栽培を行うことは非常に難しいことでした。そこで、何かよい方法はないかと考え始め、あまり手のかからない「竹」に目を付けました。これが私の竹の子人生の始まりです。

様々な本で研究を進める中で、人と同じことをしていては駄目だと考え、私は2つの作戦を立てました。

たけのこ

1つ目は、竹の子に付加価値を付けることです。
竹の子には独特のエグミがありますが、天然甘味料のステビアを肥料に使うことで、エグミを抑えることに成功しました。うちの竹の子は、甘みがあり、生で食べてもエグミが少ないのが自慢です。竹の子狩りに来ていただいたお客様に掘りたての竹の子を生で食べてもらうと、「梨みたい!」と驚かれます。ホイル焼きや竹の子ご飯にしても、甘みが引き立ち最高の味わいです。
また、竹の子といえば春だけと思う方が多いと思いますが、実は1年を通じて収穫ができます。私の農園では、5月から7月は寒山竹や布袋竹、8月から9月は緑竹(竹の子の王様と呼ばれています!)、10月から11月は四方竹といった具合に、四季を通じて様々な種類の竹の子を栽培しています。これらの竹の子は、春の竹の子に負けないくらい美味しいのですが、まだまだ知名度が低いので、今後はもっとPRしていかなければと思っています。

2つ目は、情報発信に力を入れることです。
いくら良い作物を作っても、それが消費者に届かなければ意味がありません。私の場合は、幸い家族にパソコンに詳しい者がいたため、ホームページを立ち上げることにしました。そこに、竹の子の生育状況や予約状況、掘り方の動画などを掲載しています。お客様に事前に情報を提供することで、安心して竹の子狩りに来てもらうことができます。
その結果、遠方から若い世代の家族連れなどが来てくれるようになり、客層が広がりました。また、家族の協力により、ブログやTwitterなどにも挑戦し、リアルタイムで情報発信をしています。

家族

これからの農業は、他に負けない商品を作り、それをうまく発信していくことが重要であると思います。そして、私の農園だけでなく、地域に人が流れて、地域全体が活気付いていくことが私の願いです。

 

山室由雄さん山室 由雄(ヤマムロ ヨシオ)

昭和26年1月20日生まれ
やまむろ農園(犬連れの方も楽しめる農園です)
栽培作物:竹の子、みかん
自称「竹の子博士」です。
春以外も竹の子狩りを楽しめますので、ぜひ遊びに来てください。
HP:http://yamamuronoen.com/
メール:info@yamamuronoen.com/

 

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