もっと知りたい神奈川の農畜水
うめ(梅)
かながわで出回る時期 | 5月下旬から6月下旬まで |
かながわのうめ
神奈川県内でのウメ栽培は、500年以上の歴史があり、古くから梅干として農家や家庭で漬け込まれ、広く愛されてきました。
近年では、曽我地区を中心に生産され、1つ1つ手作りならではの丁寧な作業により、品質の良さと豊かな風味が生まれ、高い人気を博しています。
梅酒用の「白加賀」は、果形が豊かでエメラルドグリーンの美しい粒ぞろいの品種です。「十郎」などの果肉の厚い品種は、梅干し等に使う漬け梅用に生産し、用途別に明確に区分して品種管理をした上で出荷しています。
また、梅干し、梅ドリンク、梅ジャムなどへ商品化が図られており、特に梅干しの人気は高く、地元を中心にかなりの量が梅干しなどに加工されています。
神奈川由来の品種
- 十郎(じゅうろう)
昭和32年に、小田原市長・鈴木十郎が「小田原の良品の梅干を作ろう」と提唱し、小田原市下曽我地区の農家を中心に梅研究同士会が結成されて、県の農業試験場と一緒に育成したうめです。皮が非常に薄くて、果肉が柔らかく、種が小さいのが特徴です。