もっと知りたい神奈川の農畜水
あさり
かながわで出回る時期 | 3月中旬から10月下旬 |
かながわのあさり
昭和45年までは東京湾では全国の生産量の約半分の6万トン程度が漁獲されていましたが、その後埋め立てによって漁場の減少に伴いさらに生産量が減りました。しかし、近年は横須賀市の猿島、走水海岸、横須賀港内に自然に形成された小規模な砂だまりなどで、貝桁と呼ばれる爪が付いた鉄製の枠を使用して砂地をひいて獲る漁法によりあさりが漁獲されていますが、その量はわずかで、近年は10トンを切っています。あさりは、海水中に懸濁している有機物や植物プランクトンをろ過して餌にしているので、東京湾の海水浄化にも一役を買っています。
ワンポイントアドバイス
砂抜きの方法
- 3%の食塩水を作る。(500mlのペットボトルに入れた水に、キャップ2杯分の塩(約15g)を入れれば簡単に作れます。)
- 貝殻表面の汚れを取り除くためにあさりを両手で挟んでこすり洗いする。
- 食塩水を入れたボールにあさりを入れて、蓋をして1時間以上置く。このとき食塩水はひたひた程度でよい。
砂抜きが終わったあさりは、そのまま小分けして冷凍すると、使いたいときにすぐに使えます。