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やまといも(大和芋)
かながわで出回る時期 | 11月上旬から2月下旬まで |
- 「やまのいも」の一種で、最も粘りが強いとされています。正倉院の文書にも書かれており、1,000年以上も前から食べられていました。別名「イチョウイモ」といわれ、芋の形がイチョウの葉の形に似ているものが代表的ですが、三味線のばち形、扇形に似ているものなどもあります。
- 長期間の保存も可能なことから、お歳暮、お年賀などの贈答用としても喜ばれています。
トピックス
- 神奈川県内では、相模原市を中心に栽培されています。相模原台地の畑の、富士山の噴火による黒色火山灰土が栽培に適しており、昭和30年代から栽培されています。
栄養成分や使い方
- 消化が良く他の食物の消化も助けるやまといもは、滋養強壮・病後の回復食に使われてきました。秋に掘り上げられたものは、外気と同じような温度であれば、翌年2~3月頃まで発芽することはありません。
- 泥付きならば、新聞紙に包み、ポリ袋に入れておきましょう。泥を洗い落としたものでも、キズがなければ、ポリ袋に入れて保存が可能です。
- とろろ汁、山かけ、酢のもの、煮ものなどの他、お好み焼きに入れたり、海苔で巻いて磯辺揚げなど様々な料理にお使いください。
- 掘り上げたばかりのやまといもは、すりおろすと褐色になることがありますが、これは酵素活性が強いために起こるものです。貯蔵したやまといもでは、酵素活性が低下しているため、褐変が少なくなります。